アレルギー疾患(土日診療)

南流山でアレルギー科をお探しの方へ

アレルギー科は、花粉やハウスダスト、食べ物、薬など、特定の原因物質(アレルゲン)に対して体の免疫反応が過剰に働くことで起こるさまざまな症状を診断・治療する診療科です。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、蕁麻疹(じんましん)などは日常的によく見られますが、放置すると慢性化したり、日常生活の質を大きく下げることがあります。当院では、特に花粉症アレルギー性鼻炎、蕁麻疹など、内科で対応可能なアレルギー疾患に幅広く対応しています。患者さんの年齢層や生活背景に応じた治療を大切にしており、妊娠中や授乳中の方には安全性に配慮した薬剤選択を行い、仕事や学業への影響を避けるため眠気の少ない薬剤をご提案します。症状の原因を丁寧に探り、適切な治療と生活上の工夫を組み合わせることで、季節や環境の変化にも負けない快適な毎日をサポートいたします。


アレルギーに関連した症状

アレルギーによる症状は、季節や環境の変化、特定の食べ物や物質との接触をきっかけに、さまざまな形で現れます。軽い症状に見えても、生活の質を下げたり、時に重症化することもあります。以下に、当院でよくご相談いただく代表的な症状を挙げますので、気になる症状があればお気軽にご相談ください。

鼻水,鼻づまり、くしゃみ

くしゃみや鼻水、鼻づまりは、花粉やハウスダスト、動物の毛などに対するアレルギー反応でよくみられる症状です。アレルギー性鼻炎では、こうした原因となる物質が鼻の粘膜につくと、体がそれを異物と判断します。異物を洗い流そうとして大量の鼻水が分泌され、粘膜が腫れることで鼻づまりが生じます。くしゃみは、鼻の中の刺激物を外に吹き飛ばすための防御反応です。鼻づまりが強いと口呼吸になり、睡眠の質が低下して日中の集中力や作業効率にも影響します。治療は、症状を抑える飲み薬や点鼻薬を組み合わせ、眠気が少なく日常生活に支障の出にくい薬を選びます。毎年同じ季節に症状が出る方では、症状が軽いうちから治療を始めることで、シーズン中の負担を減らせます。当院では、症状やこれまでの経過をもとに、治療を始めるタイミング(花粉が飛び始める前など)や薬の種類をご提案します。

目のかゆみや充血、涙

目のかゆみや充血、涙は、花粉やハウスダスト、動物の毛などに対するアレルギー反応でよくみられる症状です。アレルギー性結膜炎では、こうした原因となる物質が目の表面(結膜)につくと、体がそれを異物と判断します。その結果、目に炎症が起こり、その症状としてかゆみや充血、涙が出るようになります。症状が強いと目をこすってしまい、さらにかゆみや充血が悪化したり、角膜を傷つけて視力に影響することもあります。鼻の症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)と同時に現れることも多く、仕事や学業、日常生活に支障をきたすことがあります。治療は、症状を抑える点眼薬や飲み薬を組み合わせ、眠気が少なく生活への影響が出にくい薬を選びます。毎年同じ季節に症状が出る方では、症状が軽いうちから治療を始めることで、シーズン中の負担を減らせます。当院では、症状やこれまでの経過をもとに、治療を始めるタイミング(花粉が飛び始める前など)や薬の種類をご提案します。

かゆみを伴う皮疹

皮膚に赤みやふくらみが出てかゆみを伴う場合、多くは蕁麻疹によるものです。蕁麻疹は、食べ物や薬、寒暖差、運動、ストレスなどがきっかけで起こることがあり、原因不明の場合もあります。症状は数時間で自然に消えることもありますが、繰り返すこともあります。治療はかゆみを抑える薬が中心です。

くちびるの腫れ

くちびるの腫れは、アレルギー反応の一つとして現れることがあります。食べ物や薬、蜂などの虫刺されがきっかけになるほか、口の周りに触れた化粧品や歯磨き粉などが原因となる場合もあります。特に、食べた直後にくちびるが急に腫れた場合は、アレルギーによる血管性の腫れ(クインケ浮腫など)が疑われます。腫れは数時間から1日程度で自然に引くことが多いですが、喉や舌まで腫れて呼吸がしにくくなることもあり、この場合はまれに重症化し命に関わることがあります。息苦しさや声のかすれ、飲み込みにくさを伴うときは、できるだけ早めに医療機関を受診してください。治療は、軽症であればかゆみや腫れを抑える飲み薬を使用します。原因の特定と再発予防のため、症状が出た状況や食べたものを記録しておくことも大切です。当院では、症状や経過に応じて、薬の提案や必要に応じた専門医紹介を行います。

喉のかゆみ、違和感

喉のかゆみや違和感は、花粉やハウスダスト、食べ物などに対するアレルギー反応で起こることがあります。口腔アレルギー症候群では、特定の果物や野菜を食べた直後に、喉のかゆみやイガイガ感、軽い腫れを感じることがあります。花粉に含まれるたんぱく質と似た構造をもつ食べ物に反応して起こることがあり、花粉症のある方に多くみられます。症状は多くが短時間で治まりますが、まれに呼吸や嚥下に支障をきたすことがあります。原因食品の記録が再発予防や検査の手がかりになります。

喉の違和感


代表的なアレルギー疾患

アレルギーといっても、その原因や症状の出方はさまざまです。ここでは、当院でよく診療する代表的なアレルギー疾患についてご紹介します。

花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)

花粉症は、季節ごとに飛散する花粉が原因で起こるアレルギー性鼻炎です。日本では、春のスギやヒノキ、初夏のカモガヤなどのイネ科花粉、秋のブタクサやヨモギなどが代表的な原因です。花粉が鼻や目の粘膜につくと、体がそれを異物と判断し、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ・充血などの症状が現れます。症状は生活や仕事、学業に大きな影響を与えることがあり、放置すると睡眠不足や集中力の低下を招くこともあります。毎年同じ季節に症状が出る方は、花粉の飛散が本格的に始まる前から治療を始めることで、症状を軽くすることができます。治療は、症状に応じて飲み薬や点鼻薬、点眼薬を組み合わせ、眠気が少なく日常生活に支障の出にくい薬を選びます。当院では、症状や経過に応じて、治療開始の時期や薬をご提案します。

花粉症

通年性鼻炎(通年性アレルギー性鼻炎)

通年性鼻炎は、1年を通して症状が続くアレルギー性鼻炎です。主な原因は、ハウスダスト(室内のほこり)、ダニ、ペットの毛、カビなど、日常生活の中に常に存在する物質です。これらが鼻の粘膜につくと、体が異物と判断し、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状が現れます。症状は季節を問わず続くため、睡眠の質の低下や日中の集中力の低下など、生活全般に影響を及ぼすことがあります。特に小児や高齢者では、口呼吸による喉の乾燥や感染症のリスクが高まることもあります。治療は、原因をできるだけ減らす生活環境の工夫(掃除や換気、寝具の管理など)とあわせて、症状を抑える飲み薬や点鼻薬を使用します。当院では、症状や生活環境、経過に応じて薬や使用方法をご提案します。

アレルギー性鼻炎

蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹は、皮膚に赤く盛り上がった発疹(膨疹)が突然現れ、強いかゆみを伴う病気です。発疹は数分から数時間で消えることもあれば、場所を変えて繰り返し出ることもあります。原因はさまざまで、食べ物、薬、感染症、寒暖差、運動、ストレスなどがきっかけになることがありますが、明確に特定できない場合も少なくありません。急性の蕁麻疹は、多くが数日から1週間程度でおさまりますが、かゆみが強く睡眠や日常生活に影響することがあります。また、まれにくちびるやまぶた、喉の奥まで腫れる「血管性浮腫」を伴う場合があり、このときは呼吸や飲み込みに支障をきたすことがあるため、できるだけ早めに医療機関を受診してください。治療は、かゆみや発疹を抑える飲み薬が中心です。症状が出た状況や食べたものを記録しておくと、原因の特定や再発予防に役立ちます。当院では、症状や経過に応じて、薬の提案や必要に応じた専門医紹介を行います。

口腔アレルギー症候群

口腔アレルギー症候群は、主に花粉に含まれる成分と似た構造をもつ食べ物に反応して起こるアレルギーです。そのため、花粉症のある方に多くみられます。代表的な例として、シラカンバ花粉とリンゴ、スギ花粉とトマト、ヨモギ花粉とセロリなどがあります。症状は、原因となる食品を食べた直後に口やくちびる、喉にかゆみや腫れ、ピリピリ感が現れ、多くは数分から数十分でおさまります。ただし、まれに喉や舌の腫れ、呼吸困難など重い症状に進展することがあり、この場合はできるだけ早めに医療機関を受診してください。治療は、軽症であればかゆみを抑える飲み薬で対応し、原因食品の回避が基本です。加熱や加工で食べられるようになる場合もあります。症状が出た食品や状況を記録しておくと、原因の特定や再発予防に役立ちます。重い症状があった場合や原因特定が難しい場合には、より詳しい検査や治療が可能な専門医への紹介をご提案します。